ハワイのバリアフリー事情について
2025年の家族旅行では、長距離の歩行が困難である母は車椅子を利用し、主にオアフ島、日帰りでハワイ島に行きました。
実際に現地を歩いて(押して)みて感じたことや、各スポットのバリアフリー状況を自分の備忘録も兼ねてまとめておきます。
基本的に移動はレンタカー、車椅子専用駐車場を利用しました。施設内の移動は母は全て車椅子ですが、どうしても歩く必要がある場合は自力で歩くことができる状態でした。
訪れたスポットの記録
ポリネシアン・カルチャー・センター
広大な敷地内を車椅子で回ることができます。私たちは日本語ツアーに参加しましたが、かなり歩く距離が長くなるため、介助者にはそれなりの体力が必要だと感じました。夜のショーも車椅子用の席があり、車椅子からでも十分楽しめたようです。
- 駐車場: 朝の開園時ですでに車椅子用スペースが結構埋まっていたので、早めに行くのが良さそうです。

グラスボトムボートツアー(ワイキキ沖)
海に入らなくても、ボートの上からワイキキの海を楽しめました。車椅子は優先的に案内してもらえるようなので、指定の時間より早めに行くといいかなと思います。私たちはギリギリに着いたので最後に乗船しましたが、日本人スタッフの方にとても親切にしていただきました。
- 乗船: 桟橋までは車椅子で行けますが、ボートへは歩いて乗り込む形です。
- 保管: 車椅子は桟橋に置いておくことになりますが、ゲートがロックされていたので安心感がありました。
- 対応: 事前に電話で車椅子でも大丈夫か確認しました。歩いて乗船できるのであれば大丈夫だと言われ、予約しました。
このツアーに参加しました。おすすめです。
https://www.hawaiiglassbottomboats.com/waikiki-tours/

パールハーバー(戦艦・博物館)
ここも車椅子で動きやすい場所でした。アリゾナ記念館へ向かう船も、車椅子のまま乗船して見学することができました。戦艦は、階段でしか地下に行けないため、エレベーターで行ける範囲のみ見学しましたが十分楽しむことができました。現地の日本語ツアーに参加し、ここでも日本人ガイドさんに親切にしていただきました。ただ、地上から戦艦に登るまでのスロープが結構長いので体力が必要です。

ビショップ・ミュージアム
館内を車椅子で回ることが可能です。今回はあまり時間がなく駆け足での見学になってしまったので、またゆっくり訪れたい場所のひとつです。

工夫や体力が必要だった場所
モアナルア・ガーデン(日立の樹)
舗装されていない公園なので、芝生や土の上で車椅子を押すのは少し力が必要でした。日陰が少なく、暑さとの戦いという面でも体力を消耗します。雨上がりでぬかるんでいる日に行くのはおすすめしません。
イオラニ宮殿
事前のHPで確認した時に記載されていた通り、車椅子用のリフトが故障しているため、最初に階段を自力で上がる必要がありました。館内はエレベーターがあるので問題なく回ることができます。
日本語のオーディオツアーがあるので、歴史についてよく学べました。

カラカウア通り
全ての横断歩道にスロープがあり移動自体はできますが、人が多いため、介助しながら歩くのは少し気を使いました。歩道は舗装されていますが、所々ガタついている箇所もあります。夕方〜夜はとにかく人が多いので、朝の早い時間がおすすめです。
食事と移動について
レストラン
基本的に「車椅子でテーブルまで行き、普通の椅子に座り直す」というスタイルでした。空いた車椅子は自分たちで店内の邪魔にならない場所へ置きに行き、帰りにまた取りに行くという流れです。車椅子で行きやすいテーブルを案内してくれているような気がしました。特別不便に感じたことはありません。
移動手段(レンタカー)
今回はワイキキ市内でレンタカーを借りました。 大きな助けになったのが、事前にハワイの役所にメールして取得しておいた車椅子用駐車許可証です。これがあったおかげで、各施設の入り口に近い駐車場を利用することができ、移動の負担がかなり軽減されました。この許可証なしで車椅子駐車場に停めると罰金になるので気をつけてください。
※空港からの送迎はUberを利用しましたが、その際は車椅子は持ち込まずに移動しました。
ハワイの車椅子用駐車許可証を発行してもらう手続き
1 問い合わせ(Disability and Communication Access Board:DCAB宛)
まず、「家族に車椅子利用者がいること」「日本の駐車許可証を持っていること」「ハワイでも許可証を取得したいこと」を伝え、診断書が必要かどうかを確認するメールを送りました。宛先はハワイ州の保健所(?)のホームページにあったメールアドレスにしました。
2 事務局からの回答
すぐに返信があり、必要なものは以下の3点だけだと分かりました。
- 旅行日程(滞在期間)
- 日本での許可証の写真(またはPDF)
- (郵送を希望する場合の)住所
3. 必要書類の送付
返信に合わせて、滞在日程と日本の許可証をスキャンしたPDF、そして許可証の送り先となる私のアメリカ国内の住所を記載してメールを送りました。(日本にも送ってもらえます。)
アメリカ国内だったせいか、許可証はすぐに届きました。ハワイに持っていくのを忘れたら元も子もないのですぐにスーツケースに入れました。駐車する時は日本で使っている車椅子許可証とハワイから送ってもらった許可証の2枚を並べてダッシュボードにおいておきます。
振り返って思うこと
車椅子での移動には事前の準備や介助者の体力が必要な場面もありましたが、車椅子で旅行するという部分は日本よりも快適かな?と思いました。この記録が、これから同じように車椅子での旅を計画されている方の、何らかの参考になれば幸いです。


コメント